無料で使えるホームページ分析ツール、Google Analyticsを理解する

ホームページを初めて作成される方は、思い通りのホームページが作成できると、「できた、良かった」と満足して、その後のメンテナンスに時間を割かなくなることが多くあります。

しかし、ホームページは作ってからが本番です。ホームページにどのようなアクセスがあるのかを分析して、日々改善を行っていくことが必要です。

ホームページ分析を行う世界標準のツールに「Google Analytics (グーグル・アナリティクス)」があります。今回は、グーグル・アナリティクスをどのように読み解いていくかについてお伝えします。

Google Analyticsとは

Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、検索エンジンやスマートフォンのAndroid OSを作っているGoogleが無料で提供している、ホームページのアクセス分析ツールです。2005年の提供開始以来、無料で利用できること、高度な分析機能を利用できることから、現在では世界標準として利用されています。

もしあなたがホームページをお持ちであれば、2000年代前半以前に作って、その後一切触らず放置しているのでなければ、グーグルアナリティクスが利用できるようになっているはずです。

ホームページのソースコードを表示し、その中に「UA-1234567-8」といった文字列があれば、グーグルアナリティクスが利用できる状態になっています(数字はここに違う番号が割り当てられています)。

この個別の番号が埋め込まれていることで、ホームページにアクセスがあった際に、Googleがそのアクセス情報を吸い上げます。そして、グーグルアナリティクスのホームページから、自分のホームページのアクセス情報を確認できるのです。

どのような項目を分析することができるのか

まず、グーグルアナリティクスのページにアクセスすると、トップには現在のホームページの状況をまとめた内容が表示されます。

このページでは、

  • セッション数(ホームページに入ってから出るまでを1としたアクセス数)
  • ユーザー数(ホームページにアクセスした特定のユーザーの数)
  • ページビュー数(ホームページの各ページを閲覧された総数)
  • 平均セッション時間(1セッション当たりの時間の長さ)

といった情報をまとめて確認することができます。この数値はホームページ分析の基本中の基本となる、非常に重要な数値です。

これらの数値の違いについては、以下の例をご覧いただけるとご理解頂けると思います。

例:2017年5月25日のアクセス状況

  • Aさんは、午前1時にホームページを2ページ閲覧(閲覧時間は2分間)
    → ユーザー数1、セッション数1、ページビュー2、平均セッション時間2分
  • Bさんは、午前10時にホームページを2ページ閲覧(閲覧時間は5分間)、その後午後3時にサイトを1ページ閲覧(閲覧時間1分間)。
    → ユーザー数1、セッション数2、ページビュー3、平均セッション時間3分
  • AさんとBさんを合計した、2017年5月25日のホームページのアクセス
    → ユーザー数2、セッション数3、ページビュー5、平均セッション時間2分40秒

次に、GAでは5つのメニューがあり、それぞれ別の確度から分析を行えます。

リアルタイム

今現在、ホームページにどのようなアクセスがあるかを確認する。

ユーザー

ホームページにアクセスするユーザーの属性を確認する。

集客

ユーザーがどのような経路でホームページにアクセスしているかを確認する。

行動

ユーザーがサイトにアクセスした後、どの順番でどれくらいの時間をかけて何を見ているかを確認する。

コンバージョン

ホームページで商品やサービスを販売する場合、購入に至ったユーザー・集客・行動について確認する。

数字からどのように意味を読み取るか

次に、各数値を見て、その数値をもとにどのように判断すればよいかの例をお伝えします。メニューをクリックすると、詳細な分析が行える小項目が表示されます。ここでは「ユーザー」を例にお見せします。

ここの「モバイル」という項目では、
「パソコンからのアクセス」
「モバイルからのアクセス」
「タブレットからのアクセス」
が、それぞれどの程度あるか確認することができます。

そして、「どのモバイル機器からアクセスしているか」の情報を確認することができます。

上記を確認すると、モバイルのセッション数484のうち、iPhoneが308と、60%以上となります。

他に、iPadやiPodからのアクセスもあり、それらを合計すると、約70%がAppleのiOS端末からのアクセスであることがわかります。そして、残りの約30%がAndroid端末であることが分かります。

この情報を見たホームページ管理者は、やるべきことが明確になります。例えば、「iOS端末からアクセスしたときに、正しくサイトが表示されるかどうかを確認する」という作業が重要であることが分かります。そして、その確認作業はアクセスが多いiOS端末が最優先で、Android端末対応は後回しにすべきだ、という優先順位をつけることもできます。

導入は簡単だが、使いこなすのは知識と経験が必要

グーグルアナリティクス自体の導入作業は、慣れている人であれば3分程度で完了します。しかし、グーグルアナリティクスの各指標を確認し、それが意味することを理解して、アクションを取っていくことは、知識と経験が必要になります。

グーグルアナリティクスに関する本はたくさん販売されているので、知識を得ることは簡単です。しかし、その数字に基づいて具体的に何をどの程度やればいいのか、現在の数字は業種で考えると良いのか悪いのかなどは、個別具体的な内容となるため、経験がないと対策が取りにくいのです。

もし、ご自身で運営しているサイトのアクセスが伸び悩んでいたり、グーグルアナリティクスの確認と改善のためのアクションがほとんどできていない、どのように改善策を取ればよいか分からない、といった場合、ぜひ無料でご相談いただければと思います。サイトのグーグルアナリティクスの確認をした上で、改善のご提案を差し上げます。

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